湿布(シップ)とは

湿布とは私たちの生活に身近な医薬品です。自宅の常備薬として、置いているご家庭も多いのではないでしょうか?湿布の良い所は、皮膚から鎮痛消炎成分(痛みを抑えて、炎症を抑える)を吸収させることで、患部に直接お薬の成分が入ってくれることです。

間違った使用は捻挫を悪化させることも

CMなどで良く耳にするインドメタシンなどが、この鎮痛消炎成分に当たります。捻挫にはメントールなどの冷感によって患部を冷やす成分が含まれた湿布がよく使われています。さて、捻挫の時に限らず、湿布の使い方にはいくつかの注意点があります。

湿布の使い方の注意点4箇条

【1】基本的には冷湿布

『いったん治った捻挫が急に痛くなった』と病院に駆け込む人の多くが、間違った湿布の使い方をしているようです。捻挫は靭帯を損傷している『炎症』です。

ただでさえ、くじくことで熱を持っているところに温感湿布で血行を良くしてしまうと悪化する場合があります。『捻挫の温湿布の使用に関する判断の経緯について』でも触れましたが、温湿布を使う時は医師等の指示に従って、慎重に使うようにして下さい。

【2】他の人の湿布をもらわない

繰り返しになりますが、湿布とは、鎮痛消炎成分を皮膚から吸収させる医薬品。
飲んで服用するタイプの内服薬だと、薬が血液を通して身体全体を巡るため、血液中の薬の成分の濃さが高くなってしまい、副作用が出ることもあります。逆に皮膚から吸収させると、血液中の薬の成分の濃さは10分の1程度で抑えられるにも関わらず、患部は内服薬の30倍にもなるそうです。

つまり、副作用を減らすために皮膚から吸収させる形にしているだけで、要するに湿布とはれっきとした『お薬』。例えば、おばあちゃんのリウマチや関節痛用の湿布を、捻挫に使ってはいけません。他の人の薬をもらって飲んではいけないように、

【3】長時間貼り過ぎない

さて、くどいようですが、湿布は皮膚を通して、薬の成分を患部に送っています。
ですので、使用時間内でしっかりとお薬の成分が皮膚を通して、体内に入っています。
ですので、長く貼ったからといっていいものではなく、使用時間内で十分なのです。
長時間の使用は肌のかぶれを引き起こしやすいので、使用方法を守って下さい。

【4】使用期限を守る

湿布をご家庭に置いている人は、注意が必要です。使用期限が切れた湿布は効果がなくなっている可能性があります。湿布は医薬品です。湿布の歴史は長く、江戸時代後期から使われており、日本では身近なものです。それだけに『医薬品』と言うことを忘れがちで、間違った使用方法をしてしまうことが多いものです。基本的には飲み薬と同じように考え、定められた使用方法を守るようにして下さい。

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