椎間板ヘルニアの保存療法とは?

聞きなれない『保存療法』という言葉が出てきましたが、これは手術以外の方法という意味です。 手術について知りたい方は、手術の項を参考にしてみて下さい。では、痛みが強い時の治療法から説明していきましょう。

痛みが強い時の治療法(急性期)

【1】安静

痛みが強い時に医師から必ず言われる言葉ですが、できれば寝転んで下さい。寝転んだ姿勢がもっとも体重が椎間板にかかりにくいので、少しは痛みが軽減されるはずです。

【2】鎮痛剤

湿布や座薬、飲み薬で出されます。 注意しておきたいのは、座薬や飲み薬は強い薬なので、胃薬と一緒に処方してもらうこと。 椎間板ヘルニアは慢性化しやすいので、長期的に薬を飲む場合は絶対に必要です。 診察の時に医師に『胃薬を下さい』と伝えれば、処方してもらえます。

【3】硬膜外ブロック注射など

俗にブロック注射と呼ばれています。 鎮痛剤を注射するのではなく、局所麻酔薬によって痛みで過剰になっている神経を一時的に麻痺させるものです。 痛いという神経の情報を麻痺させる(ブロックする)ので、このように呼ばれています。 『ブロック注射は痛い』というイメージがありますが、個人差があります。 余談ですが、筆者もビクビクしながら受けましたが、あまり痛いとは感じませんでした。

【4】コルセット

身体に合って、腰をしっかりとホールドしてくれるものを使って下さい。 あまり知られていませんが、病院でコルセットを処方してもらうことが出来ます。

これ以上、椎間板ヘルニアをひどくしないための治療(慢性期) 痛みの度合いに合わせて、急性期の【1】~【4】も組み合わせながら、治療になることがほとんどです。

椎間板ヘルニアをひどくしないための慢性期の治療

【1】運動療法

痛みがマシになってくると、薦められることが多いのが運動療法です。 椎間板を支える筋肉を鍛えて、体内に筋肉の『サポーター』を作って腰を支えるためです。 しかし、痛みがひどいうちは無理をしないようにしましょう。 椎間板ヘルニアの人はよくわかると思いますが、ひどい痛みはもう二度と味わいたくないですよね。

痛みがひどいうちに無理をする→痛みが走って、運動が怖くなる→運動しないという負のスパイラルに陥っては、筋肉を鍛えるという運動療法の意味がなくなります。 無理なく、水の浮力で負荷のかからない水中歩行から始めていきましょう。 (冷えると痛みが増す人は、温水プールを選んで!)

【2】理学療法

ホットパックや電気治療により、筋肉の循環を促す治療が多いようです。 整形外科、接骨院や整骨院で受けることができます。 『電気治療』と聞くと怖がる人が多いのですが、血行が良くなるので受けると痛みが随分とマシになりますよ。

【3】コルセット(サポーター)

女性向けの情報になってしまうのですが、 普通のコルセットはローライズのパンツを履くと、見えてしまいます。 リジェなら色も可愛いので、万が一見えても安心ですし、気持ちがパッと華やかになります。

最後に、椎間板ヘルニアの治療は、医師や整骨院・接骨院の先生と二人三脚が基本。 困ったらすぐに通える、『かかりつけの先生』を見つけましょう。

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